健康 生きる

あなたにとってのごほうびは何ですか?

投稿日:2020年11月9日 更新日:

あなたにとってのごほうびは何ですか?


大切にしたいもの、大事な時間、心地よい空間。


好きな人々や、好きな時間と言い換えてもいいと思います。


それは、単純に好きな食べ物だったり、趣味だったりします。

または、大切な誰かと過ごす時間や、誰かと居る空間かもしれません。


私にとってのごほうびは、食べ物だったらお寿司、大切にしたいものだったら海外ドラマを観る習慣、時間だったら温かい珈琲をゆっくり飲む時間、空間は自宅です。


上げればキリがないくらいたくさんあります。


意外と、自分にとって大事なものは多い。

そして、その大事なものをないがしろにしてしまった時、というか他の事象を優先せざるをいけない状況の時、すごくストレスを感じます。


詳しく例えるなら、ゆっくりご飯を食べたいのに、会議があるからおにぎり一個で済ますしかない時などです。


そしてそんな日々が続くと、ものすごく疲れがたまります。


でも、その疲れがたまっているというサインは、案外自分では気が付きにくいものなのです。

心が疲れている時のサイン


あくびが出る時や、日中も眠い時は睡眠時間を多めに摂る。

腰が痛いとか、肩が痛い時は、整体に通う。

体から疲れのサインが出ている時は、割と気が付きやすいし、対処もしやすいと思います。


では、心が疲れている時のサインはどうやって見分ければいいのか。


私は、普段大切にしているものが楽しめなくなったり、心地よくなくなったりした時が心の非常事態だと感じます。


食べることが大好きな私が、夕飯も食べずに寝てしまったり。

好きなカフェに来たのに、なんとなく落ち着かないでソワソワとしてしまったり。


そんなときは、要注意です。


もちろん、ストレスの感じ方や対処の仕方は人それぞれですから、全ての人に当てはまるわけではないと思います。

私も30年以上生きてきてようやく、最近自分の疲労パターンに気がついてきました。


普段大切にしていたものや時間が、大切にしたいと思えなくなっていた


物事の見方や、考え方が変わっただけ、という意見もあるでしょう。

でも、そうでない場合もあると思うのです。

以前勤めていた職場で聞いた話


以前勤めていた職場で上司の方からお聞きした話です。


その職場は飲食業で、多店舗展開もしているお店でした。

私は平社員でしたが、もちろん上役になると仕事量は増えます。


また、全国的に店舗展開をしていたため、上司の方はいわゆるマネージャー業務も兼任しており、常にお忙しい方でした。

私はその職場ではマネージャー業務をしたことがなかったため、その方の苦労や心労は本当の意味で共感することはできませんが、想像に難くありません。


伸び悩む売上、従業員同士のトラブル、情報伝達不足によるいさかい、、、それに加え、本部は売上(数字)重視で話も聞いてくれない。

毎日毎日指示が変わるし、ほぼ毎月新キャンペーンやプロモーションが開始される。


1人で数店舗を抱えながらも、自らも店長として現場に立つ。

一体いつ休んでいるのか、部下の私達が心配になるほど働いていた方でした。


しかし忙しくも必ず売上を伸ばすその方は、本部からも厚い信頼を得ていましたし、周囲も本人もバリバリと働くその姿を誇らしく思っている、、そんな様子でした。


なのでその方が突然退職すると知ったときはとても驚いたのを覚えています。


最後の挨拶をしにきてくれたその方に、どうして退職を決意されたんですか?と質問をしました。


すると、「たまごかけごはんが好きだったことを思い出したから」という答えが返ってきたのです。

自分の大好きだったモノすら忘れてしまっていた


売上が伸びない。

飲食業に限ったことではありませんが、そんな時は人件費の調節で収支を合わせるのはよくあることです。


そんな人件費(工数)の調節のため、今までほぼ有給を取っていなかった上司の方は、久しぶりに自宅で過ごす日々が増えたそうです。


ゆっくりと自宅で過ごす時間。

ふと窓から見えた青空の美しさ。

仕事に追われず、味わって食べるご飯の美味しさ。

「久しぶりに、家でたまごかけご飯を作って食べたら、すごく美味しくて」


「でも食べるまで、自分がたまごかけご飯が大好きだったってことを忘れていた」


そんなことを少し照れながら語ってくれた方の瞳が柔らかく笑っていたのを覚えています。


「仕事も好きで、自分の望んだ立場で働いていたのだけど、自分が好きだったものすら忘れてしまうくらい仕事にのめり込んでいたことがショックだった


それが、退職を考えるきっかけになったと教えてくれました。


私はその話を聞いて以来、自分の大切なものは何か、大事にしたいモノは何かを考えるようになりました。


そうしたら、この環境は自分にとって良くないとか、雰囲気が嫌だから離れよう、とかが少しづつ出来るようになってきました。


もちろん、避けれられる事態ばかりではありません。


だから、たまに気が付かないうちにすごく疲れてしまいます。


そんな時は、自分の好きなモノに助けてもらいます。

特に週末は、ごほうびご飯を食べることが多いです。

お寿司を食べて、ちょっといい珈琲を飲んで、ケーキなんかも食べたりしちゃって。

食べ物ばっかりでしょ?笑


我ながら食い意地がはっているなぁと思います。

まとめ


心が疲れているサインは人それぞれかもしれません。

なんだか無性に疲れが取れなかったり、寝ても寝ても眠たかったり、イライラしたり・・。


それでも、

✔ 自分にとってのごほうびを決める

✔ ごほうびを定期的に摂取する


この方法はかなりおすすめです。


日々慌ただしく生きていると、忘れがちになる自分にとってのごほうび。

自分にとって何が大切なのか、好きなモノなのか、忘れてしまわないようにしましょう。

それが、心の休息につながります。


関連記事:【それって適応障害かも】あまりにも仕事が辛いと感じたら【早めに受診しよう】+体験談

-健康, 生きる
-,

執筆者:


  1. もぐ より:

    私も自分のご褒美食べ物ばっかり。
    思い浮かびます。
    そらわがままボディになるわな。
    でも、幸せ。
    ゆずさんのブログ、見やすくて写真も綺麗で内容がお店紹介食べ物紹介ポイ活たまかけごはん多岐にわたるけど心にすっと入ってきて。
    ゆずさんの日常のブログすんなりふんふんと受け入れられる。

    • yuzu より:

      もぐさん

      またもや嬉しいコメントをありがとうございます!
      気がついたらなんでもござれの雑記ブログになっていました、笑
      だいたいこんな感じですが、今後ともよろしくお願いします

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【派遣独身アラフォー】一ヶ月の生活費ってどのくらいかかるの?【手取り12万円】

非正規雇用になって約1年。毎月カツカツではありますが、それなりに生き抜いています。正社員の友人や家族たちからは、「ちゃんと生活できてる・・?」とたまに心配の声をいただきますが、「想像していたよりちゃん …

【無職ライフ】食品工場で短期バイトしてみた【あるある?体験談】

失業給付期間も終わり、いよいよ生活費について真剣に向き合わざるを得ない時がやってきました。前職の有給消化中から数えれば、ほぼまるっと半年間労働から遠ざかっていた日々。アラフォーの私は、精神力はおろか、 …

【治療費はどのくらい?】適応障害と診断されたら【体験談】

以前、適応障害を治療した時にかかった通院期間についてお話しました。関連記事:【通院期間はどのくらい?】適応障害と診断されたら【体験談】 今回は、その通院期間にかかった治療費、薬代、傷病証明書の作成にか …

【通院期間はどのくらい?】適応障害と診断されたら【体験談】

適応障害や、うつ病と診断された時、どのくらいの期間心療内科に通うことになるのか、不安に思った経験はありませんか?精神疾患は休職・休養などの必要性もあり、もし長期間通わなければいけなくなったとすれば、金 …

【適応障害】あまりにも仕事が辛いと感じたら【体験談】

朝起きられない。一日働いて疲れているはずなのに夜もよく眠れない。なんだかご飯を食べる気が起きない。休日を楽しみたいのに、いつの間にか仕事のことを考えてしまっている。出勤前や出勤途中、あるいは勤務中だっ …

ブログ村バナー