毎年アートプラザ大分で開催されるピックアップアーティスト展。
大分にゆかりのある若手アーティストを紹介する本展は、今年で13回目の開催となります。
展示会タイトルのクロノモルフェとは今回の為に作られた造語。
「Chrono=時間」と「Morphe=変化、変形」を組み合わせた言葉で、アーティスト自身と鑑賞者に「時間とは何か」を問いかけることを意図しています。
尚会場はすべて写真撮影がOKとなっています。
クロノモルフェ展 概要
竹を使って編み上げられたアート作品と、曼荼羅と西洋のタロットを組み合わせた独特の世界観を持つ作品が展示されています。
教会の天井画やモザイク壁画のような印象も受けます。
こちらは合作でしょうか?
竹の龍っぽいものにサークルが描かれたガラスがはめられていてかっこいいです。
ただちょっと正直に述べると、作品があまり上手く調和していなかった印象です。
曼荼羅や宗教的世界観や竹の細やかなうねりは合致するような雰囲気があると期待していたのですが、二人の作品が別々に展示してある感じがしました。
作品自体荒削りなポイントもあったのですが、、、会場設営や展示の流れ、インスタレーション的アプローチもアートにはとても重要なのだと勉強になりました。
アーティストご紹介
竹を使った作品を展示していたのは竹田市に拠点がある美術家・長谷川絢さん。
会場では実際に編んでいる様子を写した映像もあり、どのように作品が出来上がっていくのかを見ることができます。
長谷川さんがアート制作をする時の組み立て方も公開されいて興味深かったです。
芸術家は感覚や技術のみで制作していると思いがちですが、対象をかなり分析・研究されているのがわかります。
ホームページ | https://keihas.com/ |
https://www.instagram.com/keihasegawa__/ | |
https://www.facebook.com/k.bambooweaving/ |
フランス出身で臼杵市に居住されているアゲロスさん。
アゲロスさんが手掛けるているタロット、曼荼羅は独特の空気をまとっていました。
西洋の哲学・宗教観や日本の死生観が合わさった作品はまさに氏にしか生み出せないでしょう。
アゲロスさんのアートワークスペースもギターがあったりしてユニークですね。
二人のアーティストが織りなす空間で時を感じよう
クロノモルフェ展はアートプラザ大分にて8/25日(日)まで開催中です。
二人のアーティストが持つ独特の世界観はここでしか体験できません。ぜひ足を運んでみてください。
開催場所 | アートプラザ2Fホール |
開催期間 | 2024年8月5日(金)〜8月25日(日) |
開催時間 | 10:00〜17:00 金曜日は19時まで |
観覧料 | 無料 |
ホームページ | http://www.art-plaza.jp/ |
駐車場 | 有り 詳しくはhttps://www.art-plaza.jp/contacts/ |
昨年のピックアップアーティスト展の感想記事はこちらから
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