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【通院期間はどのくらい?】適応障害と診断されたら【体験談】

投稿日:2021年6月9日 更新日:

適応障害や、うつ病と診断された時、どのくらいの期間心療内科に通うことになるのか、不安に思った経験はありませんか?


精神疾患は休職・休養などの必要性もあり、もし長期間通わなければいけなくなったとすれば、金銭的負担もかさみます。


また、自分的には精神も体調も安定していると感じていても、主治医から「次は〇〇日後に来てください」との指示が出れば受診しなければなりません。


骨折などの治療と違い、「完治」という状態の判断が難しい精神的な問題。


ひょっとしてこのまま一生病院に通い続けなければならないのだろうか・・。


私もそのような不安にかられた一人です。


以前適応障害と診断され、しばらくメンタルクリニックにお世話になっていたのですが、先日無事通院を終えることができました。
関連記事:心療内科ってどんな感じ?【体験談】


結論から言えば、私の通院期間は約3ヶ月でした。
もちろん、病気や病状などにより、通院期間はケース・バイ・ケースです。


しかし、なんとなくでも通院期間がわかっていれば、精神的な負担や不安を感じていてメンタルクリニックを受診してみたい、という方が遠慮や戸惑いを感じることなく受診できるのではないかと思います。


そして、どんな病気やケガにも言えることですが、不調を感じた時は早めに受診することが何より大事です。


私の体験談が、誰かの参考になれば幸いです。

適応障害 通院期間はどのくらい?

上記でもお話しましたが、病気や病状によって、また受診した医療機関によっても通院・治療期間は個人差が激しい問題です。


私の場合は約3ヶ月でした。


私が診断を受けた病名は「適応障害」。


以下に私が適応障害を発症するまでの概略を載せておきます。

①新しい職場に転職

②仕事内容、人間関係になんとなく「ズレ」を感じながらも勤務

③半年経過したあたりから仕事でのミスが増えていき、精神的な落ち込みも始まる(自覚症状はなし、周囲から言われて気がつく)

④明るく振る舞うようにしたり気分転換をするように心がけていたが、更に3〜4ヶ月経過したところで不眠、食欲不振、やる気が出ない、身体が動かない、頭痛などの身体症状が現れ始める

⑤うつ病かもしれない、と怖くなり心療内科を受診

⑥適応障害と診断される

「適応障害」は、ストレスの原因を遠ざけることが主な治療方法になります。


私の場合、ストレス要因は職場であると考えられたため、治療の為にも退職を選びました。
診断を受けてからほぼ1ヶ月で退職することができたので結果的に通院期間が3ヶ月ですんだのかな・・と思っています。

適応障害 通院回数はどのくらい?

3ヶ月の間で7回通院しました。


私が受診したクリニックでは、初診が一番時間がかかり(聞き取り調査などがあるため)30分程度、後の6回の診察時間はは5分程度の経過観察が主でした。


また、通院治療を始めた1ヶ月目は毎週、2ヶ月目は隔週、3ヶ月目は月一回の診察でした。


私自身の体感としては、職場を辞めた1ヶ月目の時点でかなり気分的にも落ち着いており、この時点で通院を終えられるものだと思っていました。
しかしさらなる通院の指示が出ていたので、このままずっと通院させられるのでは・・と困惑したのを覚えています。


結果から言えば、指示に従い通院を続けて良かったと断言できます。


あくまでも私の場合ですが、適応障害といえども自己都合退職であったため、待期期間(2ヶ月)なしで失業給付を受けるためには傷病証明書が必要でした。


その傷病証明書の提出には、主治医の同意・サインが必要です。


またその傷病証明書を提出、受理されることにより、国民健康保険料の減免申請も通りやすくなります。
関連記事:【無職ライフ】国民健康保険料について【減免申請してみた】

もし気分的、精神的に落ち着いたと感じていた1ヶ月目の時点で、自己判断で通院を辞めていたら、失業給付をすんなりと給付できず、健康保険料の減免申請もできなかったと思います。
(自己判断で通院を止めておきながら傷病証明書のサインだけ欲しいので書いてくれ!なんてメンタルの強さがあれば別ですが)


3ヶ月目に受診した時、「失業給付が始まったんで、ひと安心です」とお話したところ、「良かったですねぇ(^^)」と主治医の先生も安心されたようでした。
ひょっとしたら先生的にも、退職・失業→失業給付の受給まで見届ける、というのが治療終了の目安なのかもしません。


金銭的不安定は、間違いなくメンタルに良くないですからね。
あくまでも、私がそう感じただけですが・・。


こちらのクリニックにお世話になって良かったなと心から感じました。

心療内科へ3ヶ月通院してみて

通院1ヶ月目で「いつまで通うんだろう・・」なんて不安になっておきながら、3ヶ月目で通院治療の終了を告げられた時、頼れるところが無くなってしまったようで、不安になってしまったのが本音です。


そのため、「また何かありましたらお願いします」と念を押して、クリニックを後にしました。


けれどよく考えれば心療内科への受診はそのくらいハードルが低くあるべきです。心療内科への受診は、だいそれたことでもないし、恥ずかしいことでもなく、変なことでもありません。


また、当然ですが保険診療で受けることができます。


ストレス要因への対処の仕方は人それぞれですし、ましてストレスに対する強さも人それぞれです。
しかし、心療内科を受診することや、適応障害やうつ病への無知・無関心が人を追い詰めるときもあります。


私も前職を適応障害で退職する時、上司に「頭がおかしくなったことを皆さんに伝えるのはお任せましますねー」などの心無い言葉を投げかけられ、哀しい、とてもみじめな気分になったのを退職後2年経った今でもまだ覚えています。


精神的な病は、よく「心の骨折」と表現されます。


手や足が折れた時、通常通りに働き続け、誰にもさとられずガマンと根性で乗り切る人なんて居ないでしょう。
それでも、辛いことや理不尽なことがあっても、表情や態度に出さないことが求められる時もあります。


仕事中でも、家庭や学校の場面でもよくあることでしょう。
赤ちゃんのように素直に誰もが生きられたら、どんなに良いでしょうか。


体調や気分が優れなくたって、働かなければいけない時もある。
疲れていても泣き叫びたくても、例えば大切な家族のために踏ん張らないといけない時だってあります。



誰にでも、そういう時はある。



それでも、楽しいと感じる時間が減ったり、辛いと感じる時間が増えたり、疲れているのに眠れない夜が続いたりした時。
そんな異変に気がついた時は早めに受診しましょう。


早めに受診すれば、その分治療、通院期間は短くてすみます
治療期間が短くなれば、結果的に楽しく生きられる時間は増えます。
楽しく過ごせる時間を増やすため。


悩んでいる方は、気軽な気持ちでまずは受診してみることをおすすめします。

関連記事:【治療費はどのくらい?】適応障害と診断されたら【体験談】

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