アート

【大分県立美術館】OITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024『竹会』【感想】

投稿日:2024年10月15日 更新日:

昨年開催されたアートイベントがパワーアップして帰って来ました。


日本一の「マダケ」の生産地である大分県。
別府の竹細工は、現代でも伝統工芸品として親しまれています。


そんな竹細工や工芸品、アート作品に実際に触れて間近で見られる貴重なアートイベント。それが「竹会」です。


会場の作品は一部を除き、写真撮影や触れながらの鑑賞がOKとなっています。

大分県立美術館1Fのアトリウムが会場となっており観覧料は無料。
会場内にはお子様がくつろげるように畳のコーナーもあるので、家族連れにもおすすめです。

スケールの大きいフォトスポットがたくさん

会場内には竹細工に使われる竹がどのように加工されるのか、また特有の編み方などの説明も実物の竹を展示しつつわかりやすく説明がされています。


またフォトスポットもたくさん用意されています。

上記の「回輪(かいわ)」という作品は、中に入ることが可能です。

茶室のにじり口よりも狭そうな入り口から作品内部に入ることができます。ちょっと大人は入るのに勇気が要りますね。


下記は「雫」という作品。
水玉が水面に落ちた直後の、立ち上がる水の冠を表現しているそうです。
まっすぐに伸びる竹が気持ちの良い作品です。

長さも幅も違う竹の素材が組み合わされています。様々な編み方をされた竹細工が色気を醸し出しています。高級ホテルとかに置いてそう。

こちらもフォトスポットのひとつ。
立てかけられた竹の中に入って撮影ができるようです。人工的な竹林が用意されています。なかなか面白いですね。

くつろげるゾーンもある

展示スペースの一角には畳と竹細工が置かれているゾーンもあります。
小さなお子様連れの方も一息つけるコーナーとなっているので、お出かけ先としてもオススメです。


竹工芸のワークショップも予定されているので、気になった方はぜひ訪れてみてください。

他の関連イベントに関してはこちらからどうぞ。
https://www.o-bje.net/event/225/#infotop%E2%80%8B

OITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024『竹会』概要

竹の魅力を実際に見て、手に触れることができるアートイベント「竹会」。

夜はライトアップもされているので、また違った印象で作品を鑑賞できると思います。


大分県立美術館にて2024年10月26日(土)まで開催中です。

開催期間2024年10月11日(金)〜10月26日(土)
開館時間午前10時〜19時
金・土曜日は20時まで
(入館は閉館の30分前まで)
休展日なし
観覧料無料
HP大分県立美術館https://www.opam.jp/
駐車場有(詳しくは大分県立美術館のホームページまで)

昨年(2023年)の竹会の感想記事はこちらから↓
関連記事:【大分県立美術館】竹会【感想】

-アート
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

何故アートは「高尚なモノ」になってしまうのか?

「美術館や博物館に足を運んでもらうためには、どうしたらいいですかね?」先日美術館を訪れた際、職員の方に求められたアンケートに答えていると、そのようなストレートな質問を受けました。また先月大分市で開催さ …

美術館・博物館のこれからについて考える

私は美術館や博物館に行くのが好きです。皆さんは、美術館や博物館に足を運ばれたことはありますか?内閣府による調査によると、一年に一回以上美術館や博物館を訪れた人の割合は42.2%で、訪れなかった人は57 …

【大分市】回遊劇場 AFTER 大分アートフェスティバル2022【感想・作品紹介】

大分市中心市街地を舞台に開催されていた「回遊劇場 AFTER」。まさにお祭りのようなアートイベントでした。開催場所はアクセスの良い大分市の中心街、しかも入場料、観覧料などは無料。また、会場内に展示され …

【大分県立美術館】つくる展【感想】

ちょっとアートっぽくない美術展に行ってきました。「つくる展」。TASKOというアートファクトリーの作品が「体験できる」今回の企画展。体験とは、味覚以外の五感を使ったアート体験のこと。ともすれば「作品を …

【大分県立美術館】養老孟司と小檜山賢二「虫展」 〜みて、かんじて、そしてかんがえよう【感想】

本記事にはセンシティブな画像(虫)が含まれています。苦手な方はご注意ください。 夏休みにぴったりな展覧会です。その名も「虫展」。解剖学者で無類の昆虫愛好家の養老孟司氏と、デジタル移送部門の研究者で蝶や …

ブログ村バナー