
皆さんは、雨の日をどう感じていますか?
雨が降ると、洗濯物が乾かず、日差しがないために昼間も暗くなりがちで、憂鬱な気分になってしまうことが多いですよね。仕事中は、なんとなくテンションが上がらない方も多いのではないでしょうか。
休日に出かける際も、足元が悪いと出かける気が失せてしまいますし、傘を持つことで片手がふさがり、気軽にウィンドウショッピングを楽しむことも難しくなります。
しかし、そんな雨の日には意外なメリットもあるのです。それは、香りを楽しむことができる点です。
実は、雨の日は湿度が高く、晴れて乾燥した日よりも香水やアロマなどの香りをより長く楽しむことができるのです。雨の日ならではの香りの魅力を、ぜひ感じてみてください。
湿度が高いとなぜ香りをより楽しめるのか

湿度が高いと、なぜ香りをより楽しむことができるのでしょうか。
人間が匂いを感じるメカニズムは、鼻腔内の嗅細胞が揮発性物質によって刺激され、その電気信号が大脳に送られることによって成り立っています。
つまり、揮発性物質、すなわち芳香分子の量が多ければ多いほど、匂いを感じやすくなるのです。
特に、雨の日や梅雨の時期など、空気中の湿度が高い状態では、芳香分子が空間に留まりやすくなり、その結果、香りをより一層楽しむことができるのです。(健康&天気予報 ウェザーアロマセラピストコラムより参照)
好きな香りでリラックス

好きな香りを嗅ぐと、心がリラックスします。
これは多くの人が経験している事実ですが、嗅覚とストレスの関係については、まだ解明されていない部分が多いようです。それでも、ラベンダーの香りには抗うつ・抗不安作用があることや、コーヒー豆の香りを嗅ぐことでストレスによる脳内のタンパク質の変化を抑制できることが明らかになっています。(東邦大学 アロマと嗅覚、そしてストレスより参照)
雨の日にリラックスしたいときは、自分の好きな香りを選ぶことが大切です。
アロマキャンドルに火を灯したり、ハンドクリームやボディクリームで自分の肌をいたわったりするのも良い方法です。
また、香水をルームフレグランス代わりに部屋に一吹きするのもおすすめです。仕事中には、ハンカチなどに少量の香水を吹きかけて持ち歩くのも良いアイデアです。これらの香りは長持ちするため、好きな香りに囲まれているだけで幸せを感じる方には特におすすめです。
さらに、ハーブティーや紅茶も普段より美味しく、香りを楽しむことができるでしょう。
特に雨の日は肌寒く感じることがあるため、温かい飲み物で一息つきながらリラックスするのも、ストレス軽減に役立ちます。
雨の日は、香りをより楽しめるチャンス

私は晴れた日の青空も好きですが、雨の日の落ち着いた雰囲気も魅力的で好きです。
炊きたてのご飯の香りや、セロリたっぷりのスープ、トーストしたパンの香りが部屋に広がると、とても幸せな空間になります。
雨の日は、香りをより楽しむ絶好のチャンスです。
皆さんにとって、雨の日はどんな日でしょうか?
少しでも楽しく過ごせるヒントになれば幸いです。