無職の方が感じる焦りと不安。
失業給付を受けて当面の生活費はとりあえず保証されていても、その焦りや不安はなかなか無くなりません。
次の就職先が見つかるまでお金は足りるだろうか・・?
そもそもちゃんと次の就職先は見つかるのだろうか・・?
焦りを感じると同時に不安も覚える。
それが無職の方が陥りがちな負のスパイラルです。
精神状態が焦りや不安というあまりよくない状態であると、パフォーマンス能力は低下します。
通常の精神状態では選択しないような判断を下したり、マイナス思考を繰り返して自分を傷付けてしまったり・・。
またそのような焦りや不安は自分の考えている以上に相手に伝わってしまうもの。
面接などの際、不安そうな方とそうでない方、どちらを雇用したくなるのかは一目瞭然です。
この記事では、よりよい転職先を見つけるためのおすすめ対処法というよりは、よりよい精神状態で過ごしていくためのおすすめ対処法をご紹介します。
実は、心配性な私もよく不安に囚われてしまうのですが、そんな時よくこの方法で落ち着きを取り戻しています。
精神的に不安になりやすいタイプの方。
現在無職でお金や将来に不安がある方。
そんな方の参考になれば幸いです。
焦りや不安に対する対処法 ①紙に書き出す
まず焦りや不安な気持ちになった時、その焦りや不安がどこから来ているのか、何が原因で発生したものなのかを突き止めましょう。
その突き止めるためにおすすめの方法が、「紙に書き出す」ことです。
例えば、
失業給付がもらえることになったけど、思ったより少なかったので生活費が足りなさそうで焦る。
しかも給付期間が90日しかない・・・3ヶ月で次の就職先が見つかるのか不安、など。
どんな小さなことでも良いです。
アナタの不安がどこから来ているのかを突き止めましょう。
紙に書いて目にすることにより、「自分が何に対して不安になっているのか」を認識することができます。
もちろん、その不安の原因はひとつではないこともあります。
それを、素直に書き出しましょう。
そして、何に対しての不安や焦りなのかを認識したら、次はその不安や焦りをより明確にしましょう。
焦りや不安に対する対処法 ②数値や条件を明確にする
なんとなくモヤモヤした気持ちの出どころが分かったら、次はもう一段、具体的に数値化や条件化していきましょう。
例えば、不安がお金から来るものであった場合。
まず、実際にかかっている生活費はどのくらいなのか計算しましょう。
関連記事:【無職ライフ】一ヶ月の生活費ってどのくらいかかるの?【働きたくない】
そしてどのくらい足りないのか、貯金などでなんとかなりそうなのかを計算します。
どうにもならない時は、行政を頼りましょう。
(国民年金や健康保険料を免除してもらう、家賃補助制度を利用するなど)
関連記事:【無職ライフ】国民年金保険料【免除申請しみてた】
関連記事:【無職ライフ】国民健康保険料【減免申請してみた】
このように、お金に対する不安を具体的に数値化することにより、どのように対処すればいいのかがより明確になります。
また、次の就職先が見つかるのか不安なのであれば、実際に自分が就職先に求める条件を書き出してみる。
書き出した条件をもとに検索したり、探したりしましょう。
関連記事:栄養士の転職って難しい?頼るなら転職エージェント!+体験談あり
もし条件に見合った就職先が見つかれば、その職場が求めるのがどのような人材かが見えてくるので、面接での対応などがイメージしやすくなるはずです。
不安に対する具体的な数値や条件がはっきりとしたら、最後の対処法です。
焦りや不安に対する対処法 ③期限を決める
最後の対処法は、期限を決めることです。
失業給付がもらえる間に再就職先を見つけるのか、それとも納得いくまで就職活動をするのか。
それはもちろん自由です。
ただなんとなく良いと思える就職先が見つかるまで無職で過ごす。
それも自由です。
しかし、不安や焦りを抱えてしまうタイプの方は、期限を決めることをおすすめします。
例えば、失業給付がもらえる3ヶ月の間に決めよう、とか少しゆとりを持って半年間など。
貯金や資産がこのくらい減るまでには就職する、などでもいいと思います。
期限を決めることで、ゴールや目標が見えてきます。
それが、安心につながるのです。
焦りや不安に対するおすすめしない対処法 他人に相談する
一方で、おすすめしない対処法が、他人に相談することです。
他人とは、自分以外の誰か、です。
と言ってもアナタがその相談相手に共感や慰めを求めている場合はOKです。
仮にアナタが友人に「無職でお金が無くて大変・・」という状態を相談したとして、共感や慰めを求めているとしたら「大変だね・・」「苦しいよね・・」と言ってくれるでしょうし、言われて少しの間落ち着くかもしれません。
また同じく無職の誰かに相談することで、「みんな不安なんだ・・」と自分を慰めることもできるでしょう。
しかし、他人は焦りや不安を「解決」してはくれないのです。
なぜなら、焦りや不安も自分の中から発生したものだからです。
もちろん、両親や、身近な人や友人、医療や行政に頼ることを否定しているわけではありません。
ただ、焦りや不安を解決するのは自分自身でしかない、ということは確かです。
焦りや不安に向き合うことで対処しよう
無職の方が感じやすい焦りや不安。
それはやはり金銭的なものや、将来が不透明なことから来ていることが多いと思います。
しかし、焦りや不安が具体的に数値化されたり、その条件が明らかになった時、焦りや不安は達成するべき目標に変わります。
なんとなく毎日が不安でモヤモヤしていて落ち着かない・・。
良い就職先を見つけたくて焦る・・。
そんな時はぜひ何故不安や焦りを感じるのかを紙に書き出してみてください。
きっと、目標が見えてきて、スッキリしますよ!
関連記事:心療内科ってどんな感じ?【体験談】