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仕事とプライベートを分けたい人ほど、職場の近くに住むべきである

投稿日:2024年1月28日 更新日:

仕事とプライベートを分けたい。もしくは両立したい。


そのような考え方は、もはや王道とも言えますね。


仕事とプライベートを分けるメリットとして、「生産性が上がる」「生活にメリハリが出てモチベーションが上がる」「ストレスが適宜解消されるので、周囲の人間関係が良好になる」などが挙げられます。


ではどのような方法で仕事とプライベートを分ければ良いのか。


・「オン・オフの切り替えスイッチを持つ」
・「退勤後は仕事関係のメールを見ない」
・「退社後に予定を入れておく」


などといった方法が考えられます。
けれど私のおすすめは「勤務先の近くに住む」という方法です。
仕事モードとプライベートモードを上手く切り替えるのではなく、物理的にプライベートの時間をより長く確実に確保するのです。


いや、職場の近くに住みたくなんてないしむしろ一秒でも長く距離的にも離れていたいわ!というご意見はごもっとも。
もうすでに勤めている人で、引っ越すのも大変だし家族もいて簡単に住環境を変えられない人も。
やりたい仕事や目標があって、今のところ転職などで勤務先を変更するつもりが無い人もいます。


そのためこの記事は、「そこそこ稼げれば良く、職業にこだわりが無い人」や「新しく就職や転職をするつもりだけど特にやりたい仕事は無い人」+「絶対にプライベートを充実させたい人」向けとなっています。

通勤時間の長さはワークライフバランスに直結すると心得よ

突然ですが、皆さんの職場の始業時刻は何時ですか?
その時刻に間に合うように家を出発する時間は?


私は現在勤めている職場の始業時刻は9:30〜で、家を出る時刻は9:00過ぎです。
ありがたいことに徒歩圏内に職場があるので、家を出るギリギリの時刻までYou tubeを見ながらダラダラと過ごしています。


もちろん退勤時も徒歩で帰宅。
帰宅したら大抵はすぐに着替え、もしくはシャワーを浴びて一日をリセットします。


通勤時間が長い・・・つまり自宅から職場までの距離が長いと、一日の時間はどなた様にも24時間しか与えられていませんから、それだけでプライベートの時間が短くなっていきます。


職場までが遠くたって帰宅後にリフレッシュをして、きちんと切り替えれば良いという方もいらっしゃるでしょう。
もしくは退社後に頭(精神)の仕事モードスイッチを切るというのもアリでしょう。

出社時も退社時も、周囲にお疲れ顔の人がたくさんいる環境で簡単に切り替えられる器用な人だったらそれも良いでしょう。


あるいは田舎だと自家用車で通勤をしているパターンもありますね。
車だと自分だけの空間が確保できるので、プライベートモードに切り替えやすいと思われるかもしれません。


私はかつて自家用車で毎日1時間ほどかけて通勤していたこともありますが(つまり往復2時間かかる)、結論から言うと全く心が休まりませんでした。

運転に集中しながらできることは意外と限られます。
好きな音楽、ラジオやポッドキャストの番組をかけても頭が勝手に本日の反省会やら明日、明後日、、、その後の予定などをリマインドしてきて余計疲れていました。
おまけに周囲も自家用車で通勤している方ばかりなので交通渋滞にも巻き込まれます。


その点今の職場は徒歩圏内、退社数十分後にはシャワーまで浴びてリラックスタイムに入れるのでとてもプライベートが充実しています。

遅延するかも、、という罠

今どき公共交通機関や渋滞などの不可抗力での遅刻に対して懲罰が下る会社もないかと思います。

交通ダイヤの乱れはよく起きること。

特に今後は今まで以上に増えていくのでは、と予想しています。
バスは運転士不足が叫ばれていますし、電車もダイヤの改正で通勤快速が廃止されるなどの騒ぎが起きています。
近頃は大雨、大雪、強風などの自然災害のニュースもよく目にしますね。


誰のせいでもない遅刻でも、なんだか申し訳ない気持ちになってしまう。そのように育てられ、なるべく遅刻しないように教育を受けているのが日本人です。
天候不順が予測される日は出社時間に気をつけて2本くらい早めの電車やバスに乗る、みたいな真面目な方もいらっしゃるかもしれません。


もうすでに出社しただけで疲れている。帰りを考えただけでキツい・・・。


こうなると仕事へのモチベーションはおろか、生産性すらも下がる可能性があるのです。
仕事が効率よく終わらなければ、プライベートの時間はますます減っていくでしょう。

きさま!見ているな!

「でも職場と家が近いと、休日にも職場の人と会っちゃうんじゃない?それは嫌だなぁ・・」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。


私も以前勤めていた職場(通勤時間は車で15分程度)で「〇〇さん昨日△△でお買い物してたでしょう?」とか言われてビビったことがあります。
あるいは逆のパターンで同僚をプライベートの場で見かけたことも。


ぶっちゃけるとそれは職場と住環境が近いから起こるのではありません。田舎だから起こるのです。


田舎だと、お買い物する場所も、ご飯を食べる場所も、遊びに行く場所も限られるので自然とかち合う確率が高くなるだけです。


コロナ禍が過ぎたとはいえ、通年花粉症や乾燥を防ぐためにマスクをしている人は多いです。そのため休日に出会ったとしても「違う人かな・・・」で通り過ぎることもあるでしょうし、そもそも「他人様のプライベートは詮索しないのがマナー」というのも浸透しつつあります。


そのため住環境と職場が近いと仕事関係の人にプライベートな自分の姿を見られるんじゃないか、という心配は必要ないと思います。田舎は油断できませんが。

仕事もプライベートも大事な人ほど職場との(物理的な)距離を考えよう

「家に帰り着くまでが遠足」なのと同じように、「家を出て、勤務を終え、再び家に帰り着くまでがお仕事」なのです。
法的にも通勤途中で事故等にあってしまった場合は労働災害が適用されます。


就職先を探す時は、給与などの雇用条件や残業時間の有無、休日なども含めて通勤にかかる時間も考慮するようにしましょう。


特に仕事とプライベートを分けたいと考えている場合、通勤にどのくらい時間がかかるのかは優先順位が高くなるはずです。


もしどうしても職場の近くには住みたくない、勤務先が入居しているビルを目にするだけでも嫌だ、近い場所の空気も吸いたくないという方は転職をおすすめします。すでにあなたの勤務先に対するストレス度はマッハで閾値を超えています。


この記事が誰かの役に立ちましたら幸いです。

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