アート

【大分県立美術館】OITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024『竹会』【感想】

投稿日:

昨年開催されたアートイベントがパワーアップして帰って来ました。


日本一の「マダケ」の生産地である大分県。
別府の竹細工は、現代でも伝統工芸品として親しまれています。


そんな竹細工や工芸品、アート作品に実際に触れて間近で見られる貴重なアートイベント。それが「竹会」です。


会場の作品は一部を除き、写真撮影や触れながらの鑑賞がOKとなっています。

大分県立美術館1Fのアトリウムが会場となっており観覧料は無料。
会場内にはお子様がくつろげるように畳のコーナーもあるので、家族連れにもおすすめです。

スケールの大きいフォトスポットがたくさん

会場内には竹細工に使われる竹がどのように加工されるのか、また特有の編み方などの説明も実物の竹を展示しつつわかりやすく説明がされています。


またフォトスポットもたくさん用意されています。

上記の「回輪(かいわ)」という作品は、中に入ることが可能です。

茶室のにじり口よりも狭そうな入り口から作品内部に入ることができます。ちょっと大人は入るのに勇気が要りますね。


下記は「雫」という作品。
水玉が水面に落ちた直後の、立ち上がる水の冠を表現しているそうです。
まっすぐに伸びる竹が気持ちの良い作品です。

長さも幅も違う竹の素材が組み合わされています。様々な編み方をされた竹細工が色気を醸し出しています。高級ホテルとかに置いてそう。

こちらもフォトスポットのひとつ。
立てかけられた竹の中に入って撮影ができるようです。人工的な竹林が用意されています。なかなか面白いですね。

くつろげるゾーンもある

展示スペースの一角には畳と竹細工が置かれているゾーンもあります。
小さなお子様連れの方も一息つけるコーナーとなっているので、お出かけ先としてもオススメです。


竹工芸のワークショップも予定されているので、気になった方はぜひ訪れてみてください。

他の関連イベントに関してはこちらからどうぞ。
https://www.o-bje.net/event/225/#infotop%E2%80%8B

OITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024『竹会』概要

竹の魅力を実際に見て、手に触れることができるアートイベント「竹会」。

夜はライトアップもされているので、また違った印象で作品を鑑賞できると思います。


大分県立美術館にて2024年10月26日(土)まで開催中です。

開催期間2024年10月11日(金)〜10月26日(土)
開館時間午前10時〜19時
金・土曜日は20時まで
(入館は閉館の30分前まで)
休展日なし
観覧料無料
HP大分県立美術館https://www.opam.jp/
駐車場有(詳しくは大分県立美術館のホームページまで)

昨年(2023年)の竹会の感想記事はこちらから↓
関連記事:【大分県立美術館】竹会【感想】

-アート
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【中津市歴史博物館】岩石の王国【感想】

「岩石の王国」作家・田山花袋と洋画家・小杉放菴は自身らが手掛けた「耶馬溪紀行」の中で名勝・耶馬渓の風景をそのように言い表しています。耶馬渓は1923年に国名勝に指定され、今年でちょうど100年目を迎え …

【別府市】書肆ゲンシシャ【行ってみた】

センシティブな内容を含みます。閲覧にはご注意ください。 「書肆(ショシ)ゲンシシャ」。大分県別府市にあるそのお店は、まさに「驚異の陳列室」。人骨を使用した楽器や、人の皮を装丁に使用した本、戦時中に製造 …

【大分市】回遊劇場 AFTER 大分アートフェスティバル2022【概要・関連イベントまとめ】

「回遊劇場 AFTER」。大分市を舞台にしたアートのイベントが、およそ1ヶ月の間開催されます。「AFTER」というタイトルは、「おおいたトイレンナーレ2015」「回遊劇場〜ひらく・であう・めぐる〜(2 …

【大分県立歴史博物館】おおいたの自然と人の物語【感想】

大分県はくじゅう連山をはじめ、鶴見、由布岳などその県土の7割を山林が占めています。また豊前海や別府湾、豊後水道などに囲まれており、海の資源も豊富です。「おんせん県おおいた」の名の如く、もちろん「温泉」 …

【大分市美術館】MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜【感想】

ドイツのミュンヘンにある、アーバンアート作品を所蔵するMUCA(ムカ)美術館。所蔵している作品数はヨーロッパ最大級、現時点で1,200点を超えるそうです。本展ではそのMUCAコレクションの中から厳選さ …

ブログ村バナー