未利用口座に管理手数料が導入されるというニュースはご存知でしょうか?
不正や犯罪に利用されやすいという「未利用口座」。
未利用口座とは「一定期間入金や出金などの動きの無い口座」のことを指します。
犯罪発生を未然に防ぐため、また徴収した手数料でサービスの維持・向上をはかるため管理手数料の導入に踏み切る銀行は増加しています。
以前勤めていた会社の給与受け取り口座として作成した福岡銀行の口座。
退職した現在は、全く利用していない休眠口座となっていました。
銀行にもよりますが、福岡銀行の場合管理手数料が年間1,320円かかってしまいます。そこで口座を解約することにしました。
解約に必要なもの
福岡銀行のホームページによると、解約したい通帳、印鑑(口座開設した時の)、身分証明書と書いてあります。
が、結論からいうと実際に提出を求められたのは解約したい通帳、キャッシュカード(返却するため)、暗証番号でした。
とはいえ、一応実印や運転免許証やマイナカードなどの身分証明書を持って銀行へ行きましょう。
口座解約はどこでできるの?
最寄りの福岡銀行窓口へ行きましょう。
福岡銀行でのお手続きの場合、解約手数料は無料です。
近くに福岡銀行が無いときでも「取立(トリタテ)」という方法で解約ができるようです(手数料がかかります)。
詳しくは福岡銀行の解説ページをご確認ください。
口座を解約する手順
口座解約は、ほんの数分で終わります。
①福岡銀行の窓口へ行き、順番待ちの発券機で整理券をゲットして待ちます。
②順番が来たら、窓口で解約したい旨を伝えます。
③通帳、キャッシュカード、暗証番号を求められるので(暗証番号は窓口の据え置きタブレットの画面を押下する)提出して終わりです。
口座を開設した時とは違い、解約に関する手続き書類などの記入も必要もありませんでした。
また当然ながら投資・運用したい人の相談窓口などとは違い、「口座解約したい人用の窓口」は掲示がありませんので、普通に発券して順番を待ちましょう。
(携帯やサブスプリクションの解約ページにたどり着きにくいのと同じですね)
本人確認も、「ご本人様・・・、ですよね?」という口頭確認だけで終わりました(それはそれで大丈夫なのか)。
あらかじめ口座の中身は空っぽにしていったので、手続きもスムーズにすすんだのかもしれません。
解約を終えた通帳です。
右の磁気テープの部分に穴が空いているのと、ピンクの使用済みシールが貼られています。
手続き自体は数分でしたが、窓口業務時間内(平日の15時まで)に手続きを終えなければいけないので、やっぱりネット銀行のほうが便利だな。。と痛感しました。
どんな口座が未利用口座になるの?
利用している銀行によっても定義が変わるようですが、福岡銀行の未利用口座についてお知らせしておきます。
詳しくはホームページでもご確認ください。
端的に説明すると、以下の条件を満たしている口座が「未利用口座」となります。
①2年以上の取引が無い
②残高は10,000円未満
③投資信託、外貨預金、借り入れやローンの返済用口座ではない
④口座の保有者が18歳以上
他銀行では開設した年月日によっても定義が分かれるので、ぜひ自分が利用している銀行のホームページを確認されてみてください。
なお、手数料はいきなり口座から引き落としをされるわけではなく、文書での案内を送ってくれるそうですが、平日に休みを取りにくい人や、雑務を忘れがちな人は要注意です。
たかが手数料 されど手数料
たかが1,320円。されど1,320円。
使ってもいないのに手数料が引かれるのはなんだかちょっと腹が立つ・・・という人は多いと思います。
この記事が誰かの節約・倹約のお役に立てれば幸いです。