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【予防歯科】唾液検査で分かること【体験談】

投稿日:2021年4月23日 更新日:


皆さん、歯の健康に自信はありますか?


きちんと定期的に歯医者に通ってメンテナンスしている人。

歯のホワイトニングを行っている人。

あるいは逆に、長い間虫歯がある気がするけれど、痛みがないので放っている人。


いろんな方がいらっしゃると思います。


私も、ここ数年間歯医者を避けて生きてきました。

しかし歯の詰め物が取れたのをきっかけに、久しぶりに歯医者へ行くことに。

その歯医者では予防歯科にも力を入れており、昔から虫歯になりやすかった私は歯科衛生士さんの勧めもあり、唾液検査を受けてみることにしました。


唾液検査ってなんとなく聞いたことがあるけど、どんな検査をするのか。

また、検査をすることによって何が分かるのか。


そんな方の参考になれば幸いです。

唾液検査ってなに?


まずは、唾液検査についての説明です。


唾液検査とは、その名の通り、患者さんの唾液を採取して検査するものです。


唾液の性質や、唾液の中にいる虫歯菌の種類や数も分かるので、その人が虫歯になりやすい体質なのか、またなりやすいとしたらどんな原因でなりやすいのかなどが分かります。


一生懸命歯を磨いても虫歯になりがちな人や、逆に何もしなくても虫歯にならない人。


あなたの周りにも、歯医者に通ったことがないんだよねぇ、なんて人たまに居ませんか?


逆に子どもの頃から学校の定期検診で引っかかり続けて、春休みや夏休みの度に歯医者通いを余儀なくされた人も。


唾液検査を受ければ、その謎が解けます。


そしてなにより、その人の口の特徴を知ることによって、その人に合わせた治療や指導が可能になるのです。

唾液検査はどんな検査をするの?


では、唾液検査は実際どのように行われるのでしょうか。


唾液検査の方法は、クリニックによって方法が変わるようです。


歯医者によっては、5分後に検査結果が出るところもあるそうですが、この記事では私が実際に受けた検査方法をご紹介します。

私が受けた検査は、結果が出るまで10日前後かかるタイプのものです。

① まず軽くうがいをする。(ゆすぐ程度)

歯科衛生士の方から洗口液を渡され、軽く口をゆすぎます。

②検査棒(2本)で口腔内を拭われる。

歯科衛生士の方が、検査棒(綿棒のようなもの)で口腔内を軽くこすります。

これは虫歯の元になる菌=ミュータンス菌と、虫歯を進行させる菌=ラクトバチラス菌がどれだけいるのかを調べるためです。

もちろん数が多いければ多いほど虫歯になりやすくなります。

③ 5分間パラフィンワックスを噛み、出てきた唾液を試験管に吐き出し続ける。(唾液量の検査)


次に、パラフィンワックスというガムを渡されるので、5分間噛み続け、出てきた唾液を試験管に吐き出します。


ちなみにこのパラフィンワックスというガム、激マズです。

シープ歯科工業株式会社より引用


無味ですが、しっかりプラスチックの匂いがします。


しかし、食感はきちんとガムです。


こんなマズいものを噛んだとしても、唾液が出るのですから人体は不思議です。

しかし、人によってはほとんど唾液が出ない場合も。

唾液の分泌量が多い人ほど、虫歯になりにくいらしいです。

④ 唾液を検査紙に乗せ、色の変化を見る。(唾液の力/緩衝能の検査)

唾液をリトマス試験紙のような検査紙に乗せると、徐々に色が変わっていきます。


検査した方の唾液の力=緩衝能、が強ければ、5分以内に青色に変わるらしいです。


緩衝能、とは口腔内のpHを酸性状態から中性状態(正常域)へ戻す力のこと。


皆さんも、歯のエナメル質が酸性に弱い、あるいは酸で溶けやすい、ということをご存知だと思います。


もし唾液の緩衝能が高ければ、歯磨きやマウスウオッシュなどで口腔内の酸を取り除かなくても、自然に正常域へと戻るそうです。


もちろん、5分とかからずに数十秒で色が変わっていく人もいれば、5分以上経っても色が変わらない人もいるとのことです。

唾液検査で分かること


唾液検査で分かること、それは虫歯になりやすいのか、どうかです。


下記が私の唾液検査の結果です。


緑色のグラフ、う蝕(虫歯)を避ける可能性が10%とあります。


つまり一年以内に虫歯が発生する可能性が90%もあるということです。


絶望したぁああ!


なんて恐ろしい検査結果なのでしょうか・・。

実際説明を受けると、結構落ち込みます。


検査結果をひとつずつ振り返っていきます。

① 虫歯を発生させるミュータンス菌について


実は一度も虫歯になったことがないんだよね。


そんな人が居たら、その人の口腔内にはミュータンス菌がいません。


そもそもミュータンス菌に感染していなければ、どんなに磨き残しがあろうが虫歯にはならないそうです。
(歯周病はまた別の原因で起こります)


ミュータンス菌は1歳〜3歳までの間に、スプーンの使いまわしなどによって人から人へと移される菌。


つまり、限りなく衛生観念の強いご両親や環境に置かれていた乳幼児だけが得られるギフト(才能)のようなものです。


一度でも虫歯になったことがある方は諦めて現実と向き合いましょう。


唾液検査を受ければ、せめてその憎きミュータンス菌がどのくらい口腔内に居るのかがわかります。


ミュータンス菌は、フッ素入りの歯磨き粉やうがい薬で減らすことができるそうです。


またキシリトールガムなども菌を減らす効果があるそうなので、心当たりのある方はとりあえず歯磨き粉やガムなどを見直してみることをオススメします。

② 虫歯を進行させるラクトバチルス菌について


ミュータンス菌が発生させた虫歯をガンガン進行させていくのがラクトバチルス菌の役目だそうです。


やはりこのラクトバチルス菌が多ければ虫歯のリスクが高まります。


ラクトバチルス菌は糖分(俗に言う甘いもの)や磨き残した歯垢の中、または虫歯を治療した後の詰め物の間にも住んでいるそうです。地獄かな?


またラクトバチルス菌はつるつるした歯には住みにくいらしく、できるだけ磨き残しを避けるためにもフロスを使用したり、就寝前は洗口液の使用も勧められました。

③ 唾液の分泌量について


一般的に年齢を重ねると唾液の分泌量が減っていきます。
と栄養士の授業で習ったことを思い出しますが、今回の検査では分泌量に問題はないとの結果が出ました。ヨカッタネ!


ちなみに平均の分泌量は1.1mlだそうです。(私は1.7mlでした)


唾液には口腔内を洗浄したり、歯の再石灰化をすることで、虫歯から歯を守る役割があります。


分泌量が多ければ、それだけ虫歯になりにくくなります。

④ 唾液の緩衝能について


唾液の緩衝能とは、上にも書きましたが酸性に傾いた口腔内を中和させる能力のこと。


緩衝能が低ければ、酸性に傾いた状態が長く続くことになります。


歯もダメージを受け続け、虫歯菌が活躍しやすい状態が続く。


もちろん緩衝能が高ければ、虫歯になりにくくなります。


私の場合、緩衝能も問題なし、とのことでした。


しかし、唾液検査の結果は虫歯が発生する確率は90%。


つまり、「唾液の分泌量や機能性には問題がないが、虫歯菌が多すぎてヤバい状態」のようです。


原因として考えられるのは、治療済みの虫歯が多いことと、やはり磨き残しが多いことだそうです。


磨き残しが多いのは分かりますが、なぜ治療済みの虫歯が多いことが虫歯菌の多い理由になっているのか。


それは、詰め物や被せものの間に細菌が残りやすく、虫歯になりやすいから


特に私が子どもの頃は(およそ25年前〜)、小さな虫歯も大きく削って銀歯を被せる、みたいな治療法がメジャーだったと覚えています。


そしてまた治療後の被せものや詰め物の間から虫歯になっていき、虫歯菌も増えていく。


虫歯になったら削る。銀歯を被せる。また治療後に虫歯になる。また削る。


え、無限ループって怖くね?


現代では、小さい虫歯は様子見や経過観察で積極的治療(削る)はしないそうです。


やだ・・私って時代の被害者じゃん・・。

などと哀しみにくれていても誰も助けてくれません。

せめてこれ以上虫歯が増えないよう祈りつつ、デンタルケアを必死にやり続けるしかありません。


幸い私の唾液は量も性能も良いのですから、虫歯菌の治療さえ終えれば大丈夫・・なはずです。

唾液検査ってどこで受けられるの?


ではそんな口腔内の事情が丸わかりになる唾液検査ですが、一体どこで受けられるのでしょうか。


それはやはり歯医者です。


歯医者の中でも、予防歯科に力を入れているところをオススメします。


予防歯科とは、虫歯になった後の治療ではなく、ならないように予防することです。


そのため歯科衛生士の方から、歯の磨き方などのセルフケアに関する指導を受けることもできます。


唾液検査のキットなどがネットや通販で手軽に手に入れば良いのですが、残念ながら私が調べた限り見つかりませんでした。


しかし、歯医者で唾液検査を受ければ、もし虫歯が発生していた場合もそのまま治療してもらえますし、歯科衛生士の方によるプロの指導も受けることができます。


歯の健康を保つという意味で、結果的には一番の近道になります。


近頃は、ホームページを構えている歯医者がほとんどですし、予約の際に気軽に唾液検査について問い合わせてみるのが良いかと思います。

唾液検査ってどのくらい費用がかかるの?


気になる唾液検査の費用についてです。


唾液検査は、予防医療になります。


残念ながら我が国では予防医療に対する保険は効かないので、自費診療となります。


私が受けた今回の唾液検査にかかった費用は、3850円でした。


もちろん、この金額もクリニックによって違いが出るところだと思うので参考程度にお伝えしておきます。


もし唾液検査を受ける場合は、予約の際に費用に関しても聞いておくのがベターだと思います。

8020を目指す食いしん坊


言わずと知れた8020運動とは、80歳になっても20本以上自分の歯を保とう、という運動です。(日本歯科医師会のホームページより参照)


幸い私はまだ差し歯は一本もなく、入れ歯でもありませんが、28本ある歯のうち虫歯の治療後の歯が、、、、、なんと22本です。


まっさらで傷物になっていない歯は6本のみ・・。


か、哀しすぎる。


歯科衛生士の方曰く、「今後この6本から虫歯が発生する可能性は低いです。虫歯の治療を終えている歯が危険なので、気をつけてメンテナンスしていきましょう。おそらく虫歯になってそうな怪しい歯があるので、来週診ましょうね」だそうです。


長い、長い戦いになりそうです。


私はこの哀しみ(虫歯)の連鎖を断ち切れるでしょうか・・。


皆さん、くれぐれも、歯をご自愛くださいませ。


関連記事:心療内科ってどんな感じ?【体験談】

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